マグナスはスペインのサーカスで生まれ、ヨーグルトとパンしか与えられずにいた4か月のライオンの赤ちゃんです。
Let’s Go! Global
マグナスは生まれて数日後に母親と離されて観光客用のアトラクションとして使われていました。マグナスの所有者はサーカスのオーナーで、マグナスを抱いて記念写真を撮影する観光客に20ユーロの料金を請求して商売をしていました。
マグナスが大きくなるとこの利益が無くなるのでマグナスを成長させないようにヨーグルトとパンしか与えずにいたのです。
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その結果、マグナスの骨や筋肉の発達に支障をきたさせ、固いものを食べた事がないので食道の幅が狭くなるという症状(食べ物を飲み込めなくなる)がおきて、マグナスは食事を取る事が出来なくなっていました。
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サーカスのオーナーは4か月になったマグナスが余興をできないほど病気になると、今月の初めに安楽死をさせようとしていました。
しかし、スペイン人の有識者がこのサーカスのオーナーからマグナスを買い取り、地域の獣医に連れて行きました。獣医が診たところ、マグナスは手術をしなくては食事がとれずに死んでしまう状態だという事がわかりました。
地域の獣医はマグナスの手術費用を払うお金を持っていませんでした。そこでトルコを基点とする保護団体のLet’s Adopt! Globalにコンタクトを取りました。団体はすぐに必要な費用を捻出するために、募金キャンペーンをスタートしました。
マグナスの募金キャンペーに使用された動画
https://www.youtube.com/watch?v=YS8xHY9vz4s
そして食道を広げる手術が行われました。
マグナスの手術の様子
手術は無事成功しました。
手術後、小さくした固形物を少しずつ食べられるようになったマグナスの体重は増え始めました。
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そして前よりずっと活発で元気になりました。
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今、団体は南アフリカにある「グレングリフ ライオンズ リザーブ」にマグナスを送るための募金を募っています。