オスカー俳優・ダニエル・デイ=ルイス惜しまれつつ引退


『リンカーン』でアカデミー主演男優賞を受賞した俳優ダニエル・デイ=ルイス(60)が、エージェントを通して引退を表明した。

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エージェントのレスリー・ダートは、
『彼は長年の仕事仲間や観客に、とても感謝している。今後は俳優として働くのをやめる判断だ。この件に関して本人も私も、これ以上コメントできない。』と発表した。

徹底したメゾットアクターとしてでなく、生活習慣や、精神まで役に入り込む様は、デニーロやクリスチャン・ベールと比較される。

重度の脳性麻痺の男性を演じた『マイ・レフトフット』では、車椅子で過ごし、食事もスタッフからスプーンで食べさせて貰っていた。
IRAのテロリストを演じた『父の祈りを』では実際に刑務所に入り、スタッフに自分に対し罵詈雑言を浴びせるように指示したという。


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彼の直近の作品になるのが、5年前の『リンカーン』。
大統領を演じた俳優が初めてオスカーを受賞したというだけあり、その役作りは徹底しており、リンカーン夫人のメアリー役を演じたサリー・フィールドによると、4か月、当時の文体で文通を行い、当時の南部訛りを身に着ける為、英国出身のスタッフと喋らなかったという逸話が残されている。


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デイ=ルイスは、『クルーシブル(1996)』で共演した英国の名優ポール・スコフィールドと並び寡作の名優だ。

この作品はアーサー・ミラーの劇曲『るつぼ』の映画化だった事から、デイ=ルイスはアーサーの娘、レベッカと結婚。

彼の最後の作品は、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でタッグを組んだポール・トーマス・アンダーソン監督作の『Phantom Thread』。

’50年代のロンドンのオートクチュール業界を舞台にした作品になり、既にクランクアップしており、北米では今年のクリスマスに公開予定だという。

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元々手先が器用で、靴職人になれる程だというデイ=ルイスだが、早すぎる引退が惜しまれる。

Daniel Day-Lewis Announces Retirement From Acting

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