麻薬中毒の親に育てられた娘が両親に宛てた感謝の言葉


スコットランド・ダンディに住む、18歳の大学生チェルシーは、一見普通の女の子に見えるが、彼女の生い立ちは悲惨だ。彼女の人生は、今まで試練の連続だった。
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©Lezili and Rose

幼い頃の両親の記憶と言えば、年がら年じゅう、テレビの前で麻薬漬けになり、虚ろな目でソファーに横たわっている姿。たまに両親と共に、お出かけ出来ると思ったら、それは、麻薬を調達するための資金稼ぎがてらの万引きの手伝いだった。家には常にドラッグがあり、チェルシーが悪いわけではないのに、彼女は両親共々警察に何度も連行され、両親は近所の人間と毎日の様に喧嘩。

ならず者の住む家と思われ、家の扉を見知らぬ人から蹴られる事も日常茶飯事だった。この様な家庭に育てば、子供は親の様になるか、例え反面教師として立派に育ったとしても、いつか親に復讐しようと思うだろう。

だが、彼女は驚くべき事に、両親を全く恨んでおらず、むしろ自分の人生に試練を与え、前向きにしてくれたと感謝しているというのだ。
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そしてこの度、彼女は、両親への感謝の手紙を1300文字で書き綴った。

手紙の文面には、悲惨な生い立ちだからこそ、自分の人生に活路を見いだせた。誰にでも日が同じ様に照らされるわけではない人生である事を、この身をもって知ることが出来た事に感謝していると記している。彼女自身、幼い頃と違い自立し自分をコントロール出来る様になった上、どんな状況なり、人に出逢っても、学ぶことが出来る様になったのが、幸せだと語る。

皮肉にも、彼女がこの手紙を書いた時、父は刑に服する事になった。母タミーは離婚し、別の男性と再婚、昨年に娘が生まれている。

チェルシーは、今、英仏独三か国語を話し、ウガンダにボランティアにも行く活動的な女性に育った。

彼女が、ここまで立派に育ったのは、父方の祖母ヘレンの影響もある。ヘレンは看護婦長で、自分自身を確立した女性だった。幼い頃のチェルシーが心のよりどころにしたのは、ヘレンだったのだろう。
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しかし祖母も、チェルシーが10歳の時に亡くなり、実の母も12歳の時に亡くなった上、父が一回り以上も年下の再婚相手を連れてきた時は、信用に値するかどうか、と思っただろう。

チェルシーは、タミーが再婚してからは連絡をとっていない。父アレキサンダーの元に面会に行く時だけ、コンタクトを取るつもりだという。
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『父は出所したとしても、同じ過ちを犯してしまうと思うの。再婚しても麻薬中毒が治らなかったのよ、何もかもが巧く行くとは限らないけれど前向きに生きていかないと。』

チェルシーの言葉の意味は重い。

Teenager whose drug-addict parents made her childhood a nightmare receives a heartfelt apology from her mother after she wrote an open letter thanking them for showing her how NOT to live

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